イギリスの風
香港人のテレビっ子・チーたろうと、ちびすけとともに、のんびりイギリスで暮らしているへんじゃの日記です。


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2008.07.24  言語調査?? <<18:05


朝から、大先輩に頼まれた論文用アンケートに取り組んでいたのですが、うっかり全部消してしまいました・・・。疲れたのでブログ更新で一休み。

アンケートをとっているのは、70代を前にして(越えているかも?)院でがんばっている先輩です。アンケートの内容は日本の方言。とても不思議な日本語を話す先生で、本当に日本人なのだろうかと思ったり、イギリス歴が長いと日本語もこうなってしまうんだろうかと思っていたことがあるんですが、鹿児島出身と聞いて、ああ、それで、と思ったことがあります。小学校のとき、方言を使うと頭に三角帽子をかぶらされて、廊下に立たされたのだそうです(昔はそういうことがよくあったそう!)。その強烈な思い出が、退職後にイギリスの大学、さらに大学院へと進む原動力になったんだろうなって思います。

さて、脱線してしまったけれど今日書きたかったのはこのことではありません。最近気になる一言です。かれこれ1ヵ月ほど前、こんな記事を読みました。イタリア人学生をホームステイさせてあげたイギリス人女性の記事です。ホストファミリーの彼女たちのさまざまなカルチャーショックが書かれていて楽しく読んでいたのですが、中にこう書かれていました。

「我が家に近所の友人が来て、ステイしていたイタリア人のAが、お茶を入れてくれていて、友人にお茶を出すときのAの英語に一同お茶を噴きそうになった。Aはお茶を出すとき、こういったのだ。

“Here you are!”

読んで、ええっ、何でいけないの?
と思った私。だって、学校で習いましたよね、物を渡すときに「Here you are」って。
その記事によると「Here you are 」死語なんだそうです。まるで修道院の修道士に話しかけられているかの気分になったとまで書いてあり、現代では使われてない、みたいな書き方をされていました。今まで、渡英語数年間、鍵を探している同僚に鍵を渡してあげるとき、お金を渡すとき、そのたいろいろ、「Here you are」を使っていた私はちょっとショックでした。本当にこの言葉が死語だったのなら、なぜ今まで誰にも笑われなかったのだろう、ひょっとして、イギリス人は笑いをかみ殺して聞いていたんだろうか、と、ひそかに「Here you are」チェックをしてみました。

今のところ、へんじゃ・リサーチに寄ると、Here you are よりThere you go のほうが明らかに使用頻度が高いです。というか、1ヵ月聞いた英語の中で、“Here you are”率はゼロでした。

では、イギリス人はHere you are の変わりに何をつかっているかというと、その記事の中にもあったのですが、 "There you go" を使います。一度気にし始めるとこの言葉にすごく敏感になってしまい、「There you go」がイギリス人の口から飛び出すと、「これだ!!」と反応してしまいます。今サマー・セール真っ最中のイギリス。店員さんは10発8中くらい「There you go!」と買った商品を渡してくれます。悔しいことに、イタリアで出会った英語のあまり話せないウエイトレスさんたちも、「There you go」を連発していました。

まわりにいるネイティブ・イギリス人に真実を聞いてみよう、とずっと思っていて、会うたびに聞くのを忘れていた私ですが、なんとか数人のイギリス人(少ない・・・)に聞くことができました。その結果は・・・

「There you go」は本当のイギリス英語ではない。
アメリカから来た誤った言葉(スラング)で、正しくは「Here you are」 だ。

ということでした。ただし、聞いた方々はみなけっこうなお年。若者に聞いてみなければと思っているところです。ちょっとほっとしたけれど、「There you go」のほうが「Here you are」よりいけている言葉なのではと思います。実は、「Here you are 」はアメリカ英語で、「There you go」はイギリス英語なのではと思っていたので、この回答には驚きました。

ちなみに先日紹介したTop Gearでは、よく似た表現、「Here we go」が頻発します(似ているので反応してしまう)。「Let's go」と同じ意味なのかな、って思うんですが、“Let's go”がでてくることはほとんどありません。Here とか、Thereが着く表現は、ちょっとかっこいい表現なのかな?

検索してみたら、こんなものもでてきました。
There you go
Thre you go 2


日本の学校英語はアメリカ英語がお手本。アメリカで「There you go」率がどのくらいなのかわかりませんが、日本の教科書に、「There you go」が登場する日も、そう遠くないかもしれないなぁ、と考えてしまった一件でした。


・・・一気に長々と書いてしまいました。さらに疲れたのでアンケート前にもう一休み・・・
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がーーーーーーーーーん…
へんじゃちゃん、こういうネタ、大切!ブログにぜひぜひまめにアップして!
だって、大問題だよ!
R子も、習って、"Pass me the butter please." -"Here you are."
って覚えてちゃんと使えてて、そいで、英検のテストに出てたよ!
最近だって、英検5級で出てるよ!
困っちゃうねーー、まったく。

…ただ、どうなのだろうね。「死語」って、ほんとに死語なのかなあ?
たとえばね、日本語の「どういたしまして」が死語かっていうと、
死語のような気もするし、やっぱりちゃんと存在する表現のような気もするし(これちゃんと私もリサーチしてみたいと思ってるの)、
外国人の学生も習うよね、「どういたしまして」。
それを完璧な発音で言えると、「すごい!」と賞賛されるけど、
実は内心みんな「でもじつは、あたしたちって『どういたしまして』言わないよなあ…」なんて思ったり。

日本語教師をただやっていた時代はそう思っていました、私も。
でも、R子を育てて、保育園の先生が子供に
「ありがとう」「どういたしまして」
というパターンやりとりを教えているのを見て、
これを死語といっていいのかなぁ…と感じたりしました。

"Here you are."ももしも日本語のこの「どういたしまして」みたいな
ものだとしたら、そんなに死語ともまだ言えないのではないか、なんて思ったりする、こあらです。

ちなみに、同類表現としてこれも習う、"Here it is."はどう?

こういうネタ、お待ちしてます。また教えてね~。
2008.07.24(09:34) / URL / こあら / [ Edit ]


衝撃!


え~っ!?
Here you are.が死語なんてっ!!
めっちゃ最近教科書で教えた。
そして「はい、どうぞ」って意味だよと板書してノートにも書かせた・・・。
アメリカでも使われないのかなあ。
日本の英語の教科書にはけっこうな頻度で出てくるよ。
言葉って生き物なんだなあとしみじみ思っちゃった。
2008.07.25(12:03) / URL / ゆきのん / [ Edit ]


Re:ゆきのん&こあらさん


Here you are, 正統な言い方だというイギリス人がいるので、本当は死語ではないんだと思う・・・たぶん、こあらさんがいうとおり、「どういたしまして」的な表現なのかも。

でも、やっぱり「There you go」のほうが日常的に使われているんじゃないかと思います。今日は朝一番に、BBCのアナウンサーが朝のニュースの中継先のマーケットで、

アナウンサー:「この野菜とこっちの野菜1つずつおねがい。There you go!」(と市場のおじさんにお金を渡す)

といってました。アナウンサーが使っているなら、スラングというわけでもないなぁと思って。

で、今日図書館で立ち読みした漫画(Monster)」のなかには、食べ物を渡す場面に、

「Here you go」
(There じゃなくて、Here も時々聞く。違いはわからないけど、ただ話すとき、Tが取れただけ???)

が書いてあったのを発見。
他にも何度も聞きました。やっぱりかなりよく使われる表現です!
でも、今日も「Here you are」は1度も聞きませんでした・・・
2008.07.26(20:52) / URL / へんじゃ / [ Edit ]


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