2008.01.15 Chicken right? Chicken Price? <<17:31
チャンネル4のHugh’s Chicken Runという番組が結構話題になっていて、テレビにかじりついてみていました。これはチャンネル4の「BIG FOOD FIGHT」シリーズの1番目のようで、私たちが普段口にしている鶏肉が一体どのようにして生産されているかの3日連続のドキュメンタリー。
イギリスの大手スーパーにはどんな食べ物を食べたかによって、「オーガニックチキン」チキン」「コーンフェッド(トウモロコシで飼育、肉が黄色)・チキン」、「ふつうのチキン」という種類の鶏肉が並んでいます。食べ物の違いといったら想像はつくのですが、イギリスのスーパーにはもう一つ、「フリーレンジ」という種類の鶏肉が売られています。この「フリーレンジ」はいわゆる放し飼い。放し飼いでない鶏と、ふつうの鶏はいったい何が違うのか、という事をメインに番組が進んでいきました。
もちろん放し飼いの鶏のほうがきっといいんだろうとは思っていたのですが、実際、番組を見てその違いに驚きました。ふつうの鶏は、鶏舎に動くスペースもないほどぎゅうぎゅうづめになって育てられています。常に電気がともっているので、食肉加工されるまでの一ヶ月ちょっと、太陽の光を見ることなく育てられます。昼夜区別なく食う、寝るの繰り返し。動くスペースがないので唯一の楽しみは食べること。ひたすら食べて、食べて、食べて。動くスペースがないのでどんどん太り、体重が重すぎて飛び上がることもできません。運動不足で超肥満、動くのもままならない鶏の肉を普通私たちは食べているんだなとびっくり。
一方フリーレンジの鶏は、広々とした鶏舎に飼育されます。室内も普通の鶏と全然違って、室内にボールが転がっていたり、床にほし草が置いてあって山のようになっていて、山登りのようなものができたり、鶏が遊べるように天井からCDがぶら下げてあったりするので、鶏たちはのびのびと元気に暮らしていました。飛び上がることもできるし、おもちゃがたくさんあるので楽しそうに遊んでいるし…。さらにちがうのは、広々とした鶏舎だけでなく、毎日広い庭に出られること。前者のふつうの鶏たち(日本語でブロイラー?)の鶏舎と比べて、天国のように見えました。
さらに驚いたのは、ふつうの鶏舎が十分に掃除されないこと。ものすごいにおいがするようです。(したとしてもまさに箱詰めなので、すぐ汚れる)映像を見て、動けないほどのスペースで糞尿にまみれて育った鶏たちを食べているのかと思うと、ちょっとぞっとしました。もちろんこれは鶏の健康にも悪いわけで、出荷直前の鶏たちの足には、床にたまった尿の成分、アンモニアによるやけどができます。売られている鶏のひづめ(?)の根本を見れば、その鶏がどう取り扱われていたかわかると聞いたことがありますが、これがそうなんだなと驚きました。
もちろんこんな劣悪な環境で育てられるので、次々に弱っていく鶏が続出します。元気のない鶏がいたらどうするかというと、首をへし折って処分。治療という選択肢はないんだなと驚きました。番組ではヒヨコや鶏を次々に首を折って処分する場面もしっかり流れました…。(小さい頃、時々ひよこ売りのおじさんがいて、色のついたヒヨコを売っていたのですが、ひょっとすると、この首を折って処分される運命のヒヨコを売りに来ていたのかもとその場面を見て思いました。)
最終回では最後の食肉加工で殺す部分ももちろん流れました。(日本にいたとき食肉加工場の映像って見たことがなかったのですが、イギリスに来てからよく目にします。)見ていて、以前参加した青年海外協力隊の訓練中に鶏をしめたことを思い出しました。逆さにして、首を切ってしめたんですが、食肉加工場でも、事前に電気で気絶させるところは違ったけれど、手作業で首を切っていたので、驚きました。同時に、その訓練のときに、準備された鶏があまり動かないのに驚いたのですが、こういう風な育てられ方をしていたのが原因だったんだなと思いました。食べて、寝て(? ぎゅうぎゅうなのでのんびり休めないと思う)の生活で肥満+運動不足でゆっくりとしか動けなかったテレビの中の鶏と同じだったのかなって。
なんだかだらだらと書き連ねてしまいましたが、この番組を見て、フリーレンジとふつうの鶏の人生と、私たちが普段口にしている鶏肉の現実を知って、ちょっとショックでした。もちろんフリーレンジはちょっと高いけれど、この番組を見たら、もう買えないと思いました。毎回フリーレンジが無理でも、特別な日にはフリーレンジを買ったり、それだけでもいいと思いました。
長々と書いてしまったけれど、CDで楽しそうに遊んだり、えさ代の上に飛び乗ってブランコのように楽しそうに揺れている(ふつうの鶏は体が重くて飛び上がることもできない)かわいらしいフリーレンジの鶏と、必死で、薄暗くて汚い鶏舎でひたすら餌を詰め込んでいる薄ぎたない鶏。皆さんだったら、自分が口にする鶏たちに、どちらの人生を与えたいですか???
Hugh’s Chicken run のページ:
http://www.channel4.com/food/on-tv/river-cottage/hughs-chicken-run/hugh-s-chicken-run-07-12-18_p_1.html
2008.04.03 イギリスの春の味:ルバーブ <<15:47
旅行中にサマータイムにもなって、夜も8時ごろまで明るくなりました! でも、週末はまた雪だそう。また寒くなるのはいやだけれど、一日が明るくなって気分も明るくなります。日が長くなってきたので、庭の植物もぐんぐん成長をはじめました。
春になると、我が家のリンゴの木の下から顔を出すのが、下の植物、ルバーブ。

(やっと写真サイズを小さくする方法を発見しました!)
一体何なのかはじめはわからなかったのですが、フキの一種だそう。今の家に越してきてはじめての春、見たことのない真っ赤な芽が顔を出したのでびっくり、雑草かと思って抜こうとしたのがこのルバーブです。
日本でもフキは春の食べ物ですが、ルバーブもイギリス人の大好きな春の食べ物。日本のフキは佃煮にしたりするのですが、ルバーブでは、デザートにします。私も今年は思い切って、ルバーブのデザートに挑戦してみました。
ルバーブは葉っぱに毒があるそうで、茎を使います。パイにしたり、ジャムにしたりするそうですが、量もそれほどないし、本当にルバーブか自信もなかったので、簡単で少量のルバーブでできる「フール」というデザートにしました。(フールは、シロップ状にした果物にクリームかカスタードかヨーグルトを混ぜるもの。フルーツ・ヨーグルトもフールの一種??)ルバーブを切ってレモン汁と砂糖を入れて、5分煮て、ヨーグルトかクリームを入れると出来上がりという、超簡単、Foolでもできるデザートです・・・
ひょっとしてルバーブではなかったらどうしようかと自信がなかったし、うちにヨーグルトもクリームもなかったので、かわりに、ちーたろうがスクランブルド・エッグを作るときに使うと買ってきて冷蔵庫に眠っていた、一体他にどうやって使うのか使い方の分からない、「Cream Fraiche(生クリームとヨーグルトの中間のような不思議なもの)」というものを使ったので、ますますおいしくできるか分からなかったのですが、びっくりするほどおいしくできました!! ヨーグルト嫌いのちーたろうが、おかわりするほどです! (でも試食用に作っただけなので、おかわり分はありませんでした・・・)
甘酸っぱい春の味。中毒になったらどうしようかと不安でしたが、とりあえず、おなかも大丈夫です。フキと違ってあく抜きもいらないし、簡単だったし、またルバーブが大きくなったら作ってみようと思います。
2008.05.14 イギリスの海苔 <<16:34
写真はイギリスののりです。

これはウエールズでLaverbreadと呼ばれているもので、スーパーで缶詰があったので買ってきました。非常食用にとってあったのですが、昨日ついに出番がやってきました。
ウエールズの人は、これをパンに載せて食べるのだそうです。
イングランド人の中にはそのことについて、まるでウエールズ人はゲテモノを食べるかのように話していたりします。
さてこのLaverbread、見た目は「ご○んですよ」。
味は・・・
味のない「ご○んですよ」・・・・。
チー太郎絶句の味でした。
醤油を混ぜてみましたが、もう買うことはないでしょう。
ちなみに、海藻はイギリスでは貧乏人の食べ物だそうです。
学生さんに一人、イギリス東海岸出身の人がいて、彼の故郷でもある海藻(名前忘れた)が地元の特産らしいですが、食糧難のときとか、お金がない人が食べるものだそう。でも、彼の日本人の奥さんはこれが大好きらしく、みんなに驚かれているそうです。ちなみにその海草はイギリス風酢のものにして食べるんだそうです。私も食べてみたいと言ったら、「えぇっ・・・」と絶句されました。
海藻は最近、近所の魚屋さんでも見かけるんですが、値段を聞いたら「飾りだからたべらんないよ」と言われました。
海藻はやはりこの国では食べ物ではないようです。
2008.07.17 たこづくし <<17:26
スーパーで、タコが売られていました。魚屋さんでは時々見かけるのですが、スーパーでは初めて。ちょっと迷いましたが買ってみました!
ジャーン!

(記念撮影)
高いかなって思ったんですが、1杯1ポンド。料理するときにレシピを見たら「タコの足2本300グラム」と書いてあったので、日本のタコって大きいんですね! 私の買ったタコは一杯250グラムでした。昨日は殻つきの生ガキも売られていました。一個50ペンス。ちょうどおとといの晩、ゴードン・ラムジーの番組で、生牡蠣の開け方をやっていたのでちょっと魅かれましたが、高いので断念。
さて、買ったはいいもののゆでて酢の物にするくらいしかタコの食べ方がわからなくて、ネットで検索して結局、タコのトマト煮にしてみました。
レシピには「ゆでダコ」使用と書いてあったので、ゆがいてみました。
ジャジャーン!

お湯に入れるとぷくーっと膨れてびっくり!欧米人がタコを食べない理由(イタリア人やギリシャ人はたべるらしい)がちょっとわかったような気がしました。
実は内臓を取らずにお湯にぶち込んでしまったので、この後頭が破裂してもっとすごいことになりました。ちなみに雄ダコでした。
レシピではぶつ切りにして使うことになっていましたが、ちーたろうを驚かせようとそのまま煮込んでトマト煮にして、サルデーニャで買ったパスタ(←なんとゆで時間25分!!! 目の錯覚かと思いました)と合わせてイタリアンな夕食になりました。
味は・・・
「唐辛子」と書いてあったので唐辛子の代わりに家にあったチリパウダーを入れたのですが、うっかり大量にぶち込んでしまい、トマト煮というよりは「唐辛子煮」状態でした・・・。あと、レシピどおりだとあまりおいしくなかったので、醤油とケチャップを入れてみました。結果は・・・おいしくできました!
ピリ辛だったせいかちーたろうもハイスピードで喜んで食べていました。ただ、タコは煮込みが足りず硬め。タコの硬さとチリの刺激が、親知らずが痛くてたまらない今の私にはちょっとつらかったです。夏休みに入ったら抜くべきか・・・悩んでいます。
香港では、タコはスープにもつかいます。
レンコンと緑豆と一緒に煮込んだスープをときどきチーママが作ってくれますが、これが本当においしい! たこも、とろりとやわらかく、おでんのタコのような感じになっています。
昨日ゆでたときにタコ足2本分残しておいたので、今日はたこ焼きです。
前に閉店セールで買ったたこやき器、ついにデビュー。おいしくできるかな??
2008.07.27 なつかしの양고기 <<02:58
最近暑い日が続いています。暑いといっても30度まで達することはないので、日本に比べたらまだまだですが、水ばかり飲んでいます。クーラーのない地下鉄の中は地獄です。今日は目の前でアメリカ人観光客の女の子が、暑さでダウン。胸をかきむしりながらぼろぼろと泣き始めて、ドキドキしました。暑さのせいか地下鉄のシステムも何度かダウン。最近はオイスターカード(ロンドン版スイカのようなもの)の機械が壊れて、「地下鉄無料乗り放題」の日が2日ほどありました。でも、私がロンドンに出る日は機械が正常に働いているようで、とっても残念です。
さて、暑くていい天気の日が続くと、BBQがしたくてたまらなくなります。
ちーたろうはあまり好きではないのですが、私は大好き。夏、祖母の家に行くと七輪ジュージュー魚を焼いたり、ナスやししとうを焼いたりしていたせいかもしれません。
そんなときに活躍してくれるのがこのバケツBBQセット!

七輪に似てますよね! 火力は七輪にはかなわないけれど、簡単にBBQができるので、とっても重宝しています。我が家のはすすけて元の赤い色が見えないほどに使い込んでしまいました。
昨日の晩御飯も、バーベキューにしました。そして、ずーっといつか試してみようと思っていた、양고기(朝鮮語で羊肉の意味、=延吉ではほとんど「羊肉串」の意味で使われます。!)に挑戦してみました!!
양고기(ヤンコギ)は私がいた中国、延辺ではものすごくポピュラーな料理で、羊肉(現地ではマトンだった)の串です。もともとは西のほうのイスラム系の民族の食べ物で、たぶん、イギリスのケバブと同類の食べ物。日本の焼き鳥みたいな感じで、これをたべながら延々と飲んだのが懐かしいです。焼いてもらうんじゃなくて、ビールを飲みながらジュージュー自分で焼きます。日本に行った学生たちが、1番懐かしがる料理の一つでした。レシピを探そうと思って検索して、こんなページを見つけました・・・!
延辺料理
懐かしい・・・懐かしすぎる! 考えてみたら、新大久保へ行ったら、양고기のお店たくさんあるんですよね。
こっちのページを参考に作ってみました。ここの、マイナー中華レシピにあります。
양고기レシピ
やっぱり決めては、孜然!! 延辺では、「孜然」はドラッグの一種の成分が含まれているから病み付きになるんだ、と言う人がいたくらい(真偽のほどは謎です)病み付きになるスパイスですが、これを入れたら本当に、まさに、양고기になりました!!! 上のホームページでは、「英語ではフェンネル」と書いてあるけれど、「フェンネル」ではなく「クミン」です! (ラムに入れるとおいしいので、だまされたと思って使ってみてください!!!)
結果は、・・・めちゃめちゃおいしかったです! 食べるとき、延辺風には、スパイスをつけて、ケンニップ(エゴマの葉)やサンチュ(サニーレタス)で巻いて食べます。スパイスは、本場でたっぷり入れる味の素は抜きにして、粗引き唐辛子と孜然、塩で簡単にできました! そしてエゴマの代わりにシソ、サンチュの代わりにをつかうと、まさに延吉の味。ずっと難しそうだと思っていた味が、本当に簡単にできてびっくり。ロンドンにある延辺料理レストランで食べた양고기よりずっと本格的においしくできました。(しかも、レストランでは自分で焼かせてもらえない!)
・・・とここまで書いて、ひょっとすると私のBBQ好きは、양고기のせいかもしれない、そんな気がしてきました。
ちーたろうもおいしい、おいしいと食べていたので、さっそく来週のBBQのメニューに入れようと思います! 私のBBQ熱が、またさらに熱くなりそうです・・・!
PS:サルデーニャ旅行記ができました。
サルデーニャ旅行記


